本校陸上競技部(短距離)の栁田大輝君(2年)は、日本陸上競技連盟が認定する「ダイヤモンドアスリート」に認定されました。「ダイヤモンドアスリート」とは、2020東京オリンピックと、その後の国際大会における活躍が大いに期待できる次世代の競技者を強化育成する制度です。現在、認定アスリート(第7期)は合計6名であり、高校2年生では唯一の認定者となっております。
今後とも精一杯頑張りますので、ご声援をよろしくお願いします。
詳細については、日本陸上連盟の公式サイトをご覧ください。
→ https://www.jaaf.or.jp/news/article/14653/
主な実績とプロフィールについては下記の通りです(日本陸連の公式サイトより引用)。
<2020年の主な実績>
・2020/8/23 セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京 男子100m 5位 10.36
・2020/10/2 第104回日本陸上競技選手権大会 男子100m 7位 10.43
・2020全国高等学校リモート陸上競技選手権大会 男子100m 1位 10.32
<プロフィール>
2020年8月23日、東京オリンピックに向けて新装された国立競技場で開催されたセイコーゴールデングランプリ男子100mに高校生枠となる「ドリームレーン」で出場し、桐生祥秀(日本生命)らトップスプリンターに動じることなく、高校歴代6位タイ、高2歴代2位となる10秒27(+0.7)をマークして予選を突破。決勝でも10秒36(-0.2)と力走し、5位に食い込む健闘をみせたことで大きく注目された選手。
小学生のころから地元の館林陸上クラブで100mを中心に取り組む。館林一中に入学してから出場するようになった走幅跳で適性をみせ、1年時の秋には初めての全国大会となったジュニアオリンピックCクラス男子走幅跳で6位(5m86)に入賞。翌2017年には100mと走幅跳の2種目で全日中に出場し、100mは準決勝に進出、走幅跳では同記録ながら試技内容で決勝進出を逃す結果を残したほか、ジュニアオリンピックではBクラス男子100mで3位(11秒22、-1.6)の成績を上げた。
3年時の2018年全日中では、競技日程が重複するなか100mで2位(10秒80、+0.8)になると、走幅跳では優勝決定後の最終跳躍で中学歴代4位タイとなる7m22(+0.9)の大会タイ記録をマーク。大会MVPとなる男子文部科学大臣賞を獲得。福井で開催された国体少年B男子走幅跳では、追い風参考記録ながら自己記録を上回るジャンプを連発して7m35(+4.1)で4位となり、唯一の中学生入賞を果たした。
2019年に群馬・東京農大二高に進学。陸上競技でも名門として知られる同校で、現役時代には日本の男子400mHを世界レベルに引き上げたトップハードラーとして名を馳せ、指導者になってからは多くのトップ競技者を育てている齋藤嘉彦氏に師事すると、1年時はインターハイで10年ぶりの1年生入賞となる4位(7m40、+0.3)、少年B男子走幅跳に出場した国体では高1歴代3位の7m48(+0.6)をマークして優勝、U18日本選手権男子走幅跳5位(7m22、-0.7)など、特に走幅跳で著しい成長ぶりを見せた。
2年生となった2020年は、コロナ禍による活動自粛期間があったにもかかわらず、活動再開となった最初の競技会で、100m10秒50(-1.0)、走幅跳7m51(+1.7)とともに自己記録を更新。その後は、100mで大躍進。走るたびに自己新をマークして、前述のセイコーゴールデングランプリでの快走へと繋げた。全国高校リモート選手権は、セカンドベストの10秒32(+1.3)をマークした9月5日の群馬県高校対抗の結果により優勝。その後、延期により10月の開催となった日本選手権に初出場し、予選(10秒41、-0.3)、準決勝(10秒38、-0.3)と安定した走りを披露。高校生としては2015年のサニブラウン アブデルハキーム(現男子100m日本記録保持者、当時、城西高・東京)以来となる決勝進出を果たし、決勝では10秒43(-0.2)をマークし、7位の成績を残している。