10月22日に「教育のための科学研究所」によって運営されている「リーディングスキルテスト」を1年生を対象に実施しました。このテストはベストセラーになった『AI vs 教科書の読めない子どもたち』の著者である新井紀子先生が主催する研究所によって研究開発された、汎用的基礎読解力を判定するためのテストです。小学校から大学、一般企業に至るまであらゆる領域で活用され始めており、重要指導項目として自治体単位で取り組んでいるところもあります。
この度、本校1学年ではコロナ禍の影響で変更を余儀なくされた「総合的な探究の時間」の再編の中に取り入れ、学習に関わることとしてだけでなく、社会に出ても必要な力の基礎であるという位置づけにおいて指導していくこととしました。担任団も全員、事前にこのテストに関する基礎知識を映像授業などを通じて学習し、今後指導に役立てる準備をしています。
直近での効果としては、テスト問題も含めた文章読解力に関する問題点を、生徒本人が把握し、担任団も生徒の理解力を把握してきめ細かい指導につなげていくことを、長い目で見たときに は、社会人として他者の意見や仕事上の文章正しく把握し、有用な社会人になるための力をつけることを狙いとしています。今後、帳票で生徒に配布する予定です。