11月14日(月)から2年生は研修旅行を実施しました。
◇1日目
高崎駅からバスで東京駅へ向かい、その後、新幹線にて広島へ移動しました。バス移動では予期せぬ渋滞により、その後のスケジュール変更を余儀なくされましたが、持ち前の団結力と忍耐力を発揮し、無事に広島に入ることができました。広島では、平和記念公園(原爆ドーム、平和記念資料館)を訪れ、戦争がもたらす悲惨さ、家族への愛について生徒たちはそれぞれの思いを深めた様子でした。ガイドの方の話にを真剣に聞き、展示された資料を涙を浮かべながら見て、平和な世界の実現に向け祈りを捧げた一日でした。
◇2日目
広島市内から高速道路で尾道千光寺公園へ向かいました。美しい瀬戸内海の島々を眺め、各々のカメラで記念写真を撮影しました。その後、バスはしまなみ海道を走り、瀬戸内の島々を経て広島と愛媛の県境にかかる多々羅大橋へ。ここではバスを降り、生徒自らの足で県境を越える渡橋体験をしました。さわやかな海風を感じながら、およそ1.4kmの道のりを歩き、四国へ。再び乗車したバスの車窓からはみかんなど柑橘系の果物の木が見え、みかん大国愛媛の風景を楽しみました。
タオルの生産で有名な今治市内で昼食後、松山城へ移動。松山市内を一望できる天守閣からの絶景は見事でした。松山城で解散後、生徒は松山市内を班別研修。路面電車に乗って、道後温泉のレトロな街並みを散策し、スイーツを食べたり、お土産を買ったりとのんびりした時間を過ごしました。2日目のお宿は道後温泉。たくさん歩いて疲れた体を温泉で癒しました。
◇3日目
愛媛・道後温泉郷からバスで香川へ向かい、琴平町の象頭山に鎮座する金刀比羅宮を参拝しました。本宮まで続く785段の階段を登り、荘厳な雰囲気の社に到着したときには、足の疲れを忘れるほどの達成感と清々しさを感じました。生徒はそれぞれ「幸福の黄色いお守り」や米菓子の「おいり」など有名なお土産に手を伸ばしていました。昼食は中野屋さんの讃岐うどん。本場の味を満喫しました。
続いて、香川県と本州・岡山県倉敷市を結ぶ瀬戸大橋を臨む瀬戸大橋タワーへ。UFOのような円盤型の展望室が、回転しながら地上108mまで上昇し、瀬戸大橋を含む絶景を生徒たちは堪能しました。
その後、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで「わざわざ旅行する価値がある」日本庭園として3つ星を獲得した栗林公園へ。始まりかけた紅葉が日本の秋らしさを感じさせてくれました。
最後は、鳴門海峡を渡り兵庫・淡路島へ。リゾート地のゆったりとした雰囲気でリラックスした時間を過ごしました。
◇4日目(最終日)
南淡路のホテルを出発し、バスは徳島・鳴門公園亀浦観光港へ。うずしお観潮船に乗船し、瀬戸内海へ出ました。大鳴門橋の下をくぐり、心地よい潮風を全身で感じました。時間が合わず、うず潮を観ることはできませんでしたが、生徒たちは、まもなく終わりを告げる研修旅行の楽しい思い出を語り合ったり、友人との時間を名残惜しむように記念写真を撮ったりしていました。
その後、再び淡路島へ入り、西海岸にある北淡震災記念公園(野島断層保存館)を訪れました。阪神淡路大震災で出現した野島断層を当時のままに保存し、地震の凄まじさと脅威を27年経った現在に伝えてくれる資料館です。写真パネルや模型などの資料と、倒壊を免れ保存された民家を見た生徒たちは、日頃から防災への意識を高くもっておくこと、そして何より命を大切にすることを、改めて学びました。
予定されたすべての見学を終え、バスは淡路島の海岸線を進み、明石海峡大橋を渡って兵庫へ。新神戸駅から新幹線での帰路につきました。東京駅からはバスで高崎駅へ無事に帰ってくることができました。
おかげさまで、生徒にとって有意義な学習の機会になりました。現地のバスドライバーさん、ガイドさん、ホテルスタッフの方々、研修をサポートしていただきましたすべての関係者のみなさまにこの場をお借りしまして、御礼申し上げます。また、保護者のみなさま、生徒たちに貴重な研修の機会をいただき、誠にありがとうございました。