11月14日(月)から本校2年生は研修旅行を実施しました。本年度はコース別に行先や行程を設定して実施しています。
◇1日目
羽田空港から空路にて函館空港に到着しました。
函館空港到着時の空気は冷たく、気持ちが引き締まる思いでした。じゃがいもで有名な七飯町(ななえちょう)の「男爵ラウンジ」にて昼食をとりました。その後、国定大沼公園に移動し、くっきり晴れた日本百名山の駒ヶ岳をバックにクラス写真を撮影を行いました。さたに、五稜郭では紅葉を愛でながら、併設大学である東京農業大学の創設者である榎本武揚の功績を学びました。函館山の夜景は澄んだ空気の中,100万ドルの夜景に皆、心を奪われました。
◇2日目
朝食後,班別研修で赤レンガ倉庫や朝市を巡り,函館市内を探索しました。朝市では海鮮丼を食べたり,海産物のお土産の買い物を楽しみました。
午後は新幹線で盛岡に移動し,小岩井農場を見学し,農場が行っているSDGsの取り組みについて学ぶことができました。雨模様も心配されましたが,何とか天候には恵まれ,見学後は搾りたての牛乳で作ったソフトクリームが人気でした。「南部富士」と呼ばれる岩手山を背に,サッカーで汗を流す男子生徒もいました。盛岡手作り村では機織り,陶器造り,絵皿、竹細工,郷土玩具(チャグチャグ馬っ子)のいずれかの体験学習を行い、思い出の品をつくりました。
◇3日目
午前中は宮澤賢治記念館にて文学,中尊寺にて歴史の世界に浸る行程でした。世界遺産でもある中尊寺では,美しい紅葉の中,藤原氏一族の栄華に思いを馳せながら金色堂を見学しました。
午後は防災学習として,東日本大震災の被災地である南三陸町を訪れました。バスで語部の実体験を聞いたり、被災建物に案内されたりする中,皆,改めて日頃の日常生活のありがたさを実感し,将来の防災への取り組みの必要性を強く心に感じ、今後の防災意識を高める良いきっかけとなりました。
◇4日目(最終日)
日本三景の1つ、松島を観光船に乗って周遊しました。澄んだ空気の中、太陽に照らされた海がきれいでした。その後の自由行動では、名物の牡蠣を頬張り、海の幸を堪能した生徒もいます。予定時間通りに宇都宮まで新幹線、バスで無事に高崎に到着しました。
天候にも恵まれ、特に大きなトラブルも無く、全行程を終えることができました。コロナ禍もあり、高校入学以来、はじめての校外学習でしたが、自覚をもち行動してくれました。今回は思い出だけでは無く、今後の残りの高校生活に向けて、生徒1人1人の大きな成長に繋がる経験であると確信します。